ロックフィッシングで、アブラコ(アイナメ)の釣り方:攻め方編

ロックフィッシングで、アブラコ(アイナメ)の釣り方:攻め方編


手順は3ステップ

  1. 海底の地形を想像する
  2. 魚がいる場所を予想する
  3. 魚にアピールする
  1. 海底の地形を想像する

    何はともあれ、これを行わなければ始まらない。
    地形がわからなければ、魚がどこに居るかもわからず広い海をただ闇雲に攻めることになってしまうからだ。
    地形を把握するには、視覚的ものと感覚的なものが考えられる。
    視覚的なものは、海底が見えれば、そのままに地形が把握できるが、
    水面上に見える構造物からも推測することができる。
    たとえば、岸壁の下がえぐれていれば、
    同じ形状のブロックが積み重なれていると考えられるので、
    えぐれが海底近くまで続いていると推測できる。
    また、テトラが入っていれば、そのテトラは海面下に水没してすぐに終わっているわけではなく、
    徐々に低くなるよう、斜めに積んであると推測できる。
    感覚的なものは、海底でリグを動かしたときに感じられる上下の変化だ。
    たとえば、急に落ち込んでいる間隔があれば、穴がある可能性がある。
    ボートロックの場合はケーソンが階段状になっている可能性もある。
    固い感じの引っかかりがあれば、リグが岩やブロックを乗り越えていると考えられるし
    重い感じの引っかかりであれば、リグが海藻の中にあるのかもしれない。
    そのような感じで、得られた情報を統合することで海底の地形を固めていく。

  2. 魚がいる場所を予想する

    海底の地形が想像できたら、魚のいる場所を予想する。
    アブラコという魚は、障害物につく魚だが、障害物に常に隠れている魚でもないようだ。
    岩やブロックの上にちょこんと乗ったり、壁に張り付いたり、積極的に泳ぎ回ることもあるようだ。
    あとは、海中のコンディションや天候なども考えられる。
    たとえば、海水の濁りの強さでいる場所が変わると考えられるし、水温も影響するだろう。
    また、晴天であれば、その分水中にも光が差し込むので、魚が日なたと日陰を移動することも考えられる。

  3. 魚にリグをアピールする

    魚のいる場所を予想したら、リグにアクションを加え魚にアピールする。
    自分が使用するアクションは、アブラコでは以下の4つ

    • リフト&フォール(フリーフォールまたはカーブフォール)
      基本アクション。80%以上はこれ。
      自分の場合は、リフト&フォールはできるだけ上下の幅が大きくなるよう意識して行っている。
      これは、できるだけ広範囲の魚にアピールするためだ。
      また、フリーフォールとカーブフォールは地形によって使い分けている。
      かけ上がりを、かけ上がる場合はカーブフォール、かけ下がる場合はフリーフォールにする。
      カーブフォールにするのは、そっちの方が根掛かりしづらい(気がする)ためで、
      フリーフォールとするのは、攻め残しを少なくするため。
      それ以外の場所は、カーブフォールを基本としている。その方がフォール時間が長いからだ。
      ただ、これはティップが柔らかいスピニングロッドの場合で、
      固いベイトロッドの場合は違和感が減るようフリーフォールとする場合が多い。
    • ボトムバンピング・シェイク
      穴の中を狙う場合と、アタリがでたけど食い込まなかったときの誘いで使用する。
    • 壁撃ち
      壁撃ちをアクションに入れていいかは別として、多用する手法の1つ。
      苫小牧のボートロックでは、壁撃ちで入れ食いになったこともあるので外せない。
      ボートロックでは、壁撃ちをした後、リフト&フォールに移行するのが基本パターン
      スピニングでは、ベイトより壁撃ちのアタリを取りにくいので、ロッドだけじゃなくラインでもアタリを取る。
    • スイミング
      ショアで堤防際を流す場合に使用する。ボートロックではあまり出番がない。
      基本的には、底を取って5mくらい泳がせてまた底を取る。これの繰り返し。

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